宿便って本当にあるの?黒い便や臭い便が出ても解消しない、嘘の事実

宿便って本当にあるのでしょうか。よく宿便を排泄すると痩せるとか、健康になるなんて話を聞きます。宿便が数キログラムもどっさりと出てすっきり!のような話もありますね。

 

実は医学的に「宿便」というものは存在し無いことになっています。ダイエットや健康業界で使われる便宜のようなもので、実際に黒い便が排泄されることがあるため宿便を排泄して綺麗になろう!といわれるようになったようです。

 

ダイエットや健康業界のいう宿便とは?

ダイエットや健康業界がいう宿便とは、腸の壁にべったりと黒い便がへばりついているともいわれています。腸にはたくさんのヒダがあるためここに普段排泄されない便が蓄積しているのだとか。嘘か本当かは別として、腸にヒダがあるのは事実です。

 

この便は黒く粘り気を持ち、通常の排便では出すことができないと考えられています。そのため宿便を排泄するためのデドックス法などが勧められているわけです。

 

実は宿便は医学的にありえない

医学的に考えると宿便はありえないことがわかります。腸に細かいヒダが多く存在するのは確かなのですが、腸は常に動いており、さらに細胞も日々生まれ変わっています。同じ箇所に老廃物のようなものが蓄積するとは考えられません。

 

肌が28日で生まれ変わるように、腸にある細胞だって古い細胞が排泄され、新しい細胞が生まれ変わっているのです。腸の壁はぜんどう運動をしていますから、山もあれば谷もある。代謝により古い細胞や老廃物は排泄するというのが医学的な考え方なのです。

 

じゃ宿便って何?

美容や健康などでいう宿便とは長期間堆積した便が排泄されたものと考えることができます。黒いものや粘りがありタール便のようになっているのもこのためで、腸に長い間蓄積した便が排泄されただけなのです。

 

実際に腸の内部をカメラで覘いてみると、便秘症の方は排泄し切れなかった便が確認できます。逆に毎日出ている人は腸の壁もとても綺麗で宿便なんてありません。つまり美容や健康上でいわれている宿便とは腸に溜まり腐敗した便ともいうことができます。

 

断食すると見られる宿便

断食すると何も食べていないのに黒い便で臭いものが出てくることがあります。これは腸のヒダに蓄積したものというより、排泄し切れなかった便が出てきたと考えるべきでしょう。何も食べなくても人の体は代謝を続けていますから、老廃物が出れば当然便だって出るのです。

 

しかし、断食をすることで排泄しきれなかった便が出てくるため、黒い宿便のような形となることがあります。便は老廃物ですからすっきりと全て出すことができれば、当然美容や健康にも繋がってきます。毎日便が出ている人はあえて宿便を解消しようとしなくても大丈夫です。

 

しかし便秘症の方は、時々胃腸を休ませて排泄機能を高め、宿便と呼ばれる腸に堆積した老廃物を排泄することも必要となってきます。これは医学的では宿便ではなく、腸に溜まった古い便ですけどね。

 

宿便の出し方は無い、嘘だった?

宿便の結論は嘘ということになります。出し方や解消方法などは存在しておらず、当然薬も必要ありません。黒い便が出てきたのは断食により腸に長期間溜まった便が排泄されただけのこと。臭いが強いようなら今まで便秘だったと判断できます。

 

腸はつねに動いていますから、凹みのある箇所に古い便がべっとり!ということは無いため注意しましょう。