ホルモンの影響による便秘

妊娠中は普段便秘症の方でなくても、様々な要因から便秘に悩まされる方が増えてしまいます。妊婦さんの7割近い人が便秘を経験するともいわれています。それだけ妊娠と便秘は密接な関係性を持っています。

 

なぜ妊娠すると便秘になる?

その原因は女性ホルモンの変化、お腹が大きくなる理由の2つあります。まず妊娠すると子宮を収縮しないような女性ホルモンバランスに変わります。普段妊娠していない女性でも、女性ホルモンの影響で子宮がゆるんだりそうでない日など変化があるのも、女性ホルモンの影響です。

 

例えば生理がくるととたんに下痢しやすい方も多いですね。これも女性ホルモンの影響によりお腹が緩みやすくなるからです。妊娠中は子宮の中身が出てしまうのは避けたいため、子宮が収縮しやすい状況にはなりません。

 

妊娠中は黄体ホルモンが多くなり、卵胞ホルモンの分泌は初期に多くなります。黄体ホルモンはプロゲステロンとも呼ばれ妊娠初期のころは少ないのですが、中期にピークを迎え後期になるとまた分泌量が下がります。

 

黄体ホルモン、卵胞ホルモンが多いときは子宮の収縮が抑えられているわけです。逆に妊娠後期になると黄体ホルモン、卵胞ホルモンの両方の分泌量が減ります。女性ホルモンの量が減ることで子宮が収縮しやすくなり、出産も近くなります。お産の前に下痢になる人が多いのも、子宮の収縮と腸の刺激が関係しているからです。同じように生理中も両方のホルモンが低下しています。

 

特に黄体ホルモンが多い時期は子宮の収縮を止める働きがあるため、黄体ホルモンが多くなる妊娠中期ころから妊婦さんは便秘に悩まされる方が多くなります。

 

お腹の圧迫による便秘

妊娠中期くらいになると徐々にお腹が大きくなり、子宮や腸を圧迫するため便秘しやすくなります。長期間圧迫され続けると腸のぜんどう運動がしにくく、結果的に排便するのが困難なくらいの頑固な便秘になる妊婦さんもいます。

 

お腹の圧迫自体はそれほど影響は少ないようですが、一番影響が強いのは女性ホルモンのバランスです。こればかりは自分で調節することはできないため、妊娠中期ころから誰でも便秘になりやすいと考えておき対策してみてください。