薬や病気による原因

便秘は薬の影響によっても起こることがあります。持病をお持ちで何か薬を飲んでいる方はチェックしてみましょう。もし便秘の症状があるようなら医師に相談のうえ、排便を促がす薬を一緒に処方してもらうか、今飲んでいる薬を変えて便秘が起こりにくくする方法などがあります。

 

陽イオン含有薬

鉄剤、カルシウム剤、水酸化アルミニウムなどがこれにあたります。女性の場合貧血対策に鉄剤が処方されることがあります。もし鉄剤で便秘になるようでしたら、食事療法も合わせて改善する必要があります。病気ではなく食事のバランスが崩れて貧血になるなら、食事で鉄分を多く含む食品を摂ることが大切です。

 

鉄が不足しやすいのは極端なダイエットをしている方、インスタント食品が多い方などです。また妊娠中や授乳中も鉄分を多く必要とするため不足してしまうことがあります。妊娠中で病院から鉄剤を処方してもらう場合は、同時に便秘対策も行っておいてください。

 

抗コリン薬

抗うつ薬、抗精神病薬などがこれにあたります。うつ病や精神病の治療をしている方は、一緒に便秘薬を処方されることが多くなっています。これは薬の副作用により排便しにくくなってしまうからです。

 

この場合は便秘改善のために無理に薬を止めるわけにはいきません。しかしうつ病の治療は生活習慣の改善や食生活を整えることでも治りやすくなります。リズム運動はセロトニンを増やし脳の機能をアップさせますし、たんぱく質や亜鉛などホルモンの材料となる食事を積極的に摂ることでも改善しやすくなります。うつ病にかかる人は栄養が偏っている人も多いといわれています。

 

オピオイド系

高血圧の治療に使う薬、がんの痛みを改善するための薬などがこれにあたります。高血圧の場合は食生活や生活習慣の問題が隠れていることが少なくありません。バランスのよい食事、適度な運動を心掛けて血圧を抑える方法をすると良いでしょう。これらの対策で薬の量を減らすことができれば、便秘もしにくくなります。

 

がんの痛みを和らげる薬にも様々なものがあります。痛みがあるなら薬を飲まないわけにはいきませんから、医師や薬剤師の方と相談してください。