排便の仕組み

便秘の前にまずは排便の仕組みを知っておくようにしましょう。普段意識することはありませんが、食べ物が消化され便となる簡単な仕組みを知っておくと便利です。

 

まず、便を排泄する腸は4m〜6mほどの長さを持ちます。胃から十二指腸へと食べ物が送られ、その後は小腸で栄養が吸収され、最後に大腸へ老廃物が送り出されています。それぞれの器官で働きが異なり、小腸と大腸も仕組みが違います。

 

そして大腸ですが、直腸からはじまり上行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸へと繋がっています。これらの名前は聞いたことくらいはある方も多いのではないでしょうか。小腸から送り出された食べ物はまだ便のような硬さはありません。直腸へと送られるに従い徐々に水分が失われ便のような硬さと変わっていきます。

 

排便が起こる仕組み

毎日私たちは排便しています。そのためどのような仕組みで便意を感じ、便が排泄されているのか意識することはありませんね。

 

食べ物が胃に入ると大腸のぜんどう運動が起こるようにできています。すると大腸にある便が押し出され直腸へと送り出されるため「便意」を感じます。つまり食べ物を胃に入れるのと腸のぜんどう運動はセットになっているのです。

 

便意を感じると直腸は収縮し肛門の筋肉がゆるんで排便が起こります。通常は便が直腸から漏れ出さない形になっているのですが、便意を感じると筋肉がゆるんで排泄しやすくなるのです。このときにお腹に力を入れるとするっと便が排泄される仕組みができています。

 

便意は我慢するとなくなる

胃に食べ物が運ばれ腸のぜんどう運動が促がされ便意を感じると説明しましたが、朝忙しく便意を我慢してしまうとどうなってしまうのでしょうか。便意というのは一度我慢するとなくなってしまうものなのです。朝我慢してそのまま便意が無く過ごす方も多いでしょう。

 

しかし便意を我慢していると次第に便秘になってしまいます。便意を感じるということは既に直腸には便が溜まっているわけです。ここで再び便意を感じ排泄すれば良いのですが、何度も便意を我慢するとどんどん直腸ふきんに便が溜まりカチコチに固まってしまいます。

 

このようにして便秘は進行していきます。一般的な便秘とは、この便意を我慢することで発生することが多くなっています。