食物繊維は逆効果になる?悪化した、治らないを解消するコツ

食物繊維は便秘解消になるともいいます。しかし食物繊維を摂ると逆効果になるケースもあることをご存知でしょうか?通常の便秘では食物繊維は有効となりますが、間違った使い方をすれば逆に便秘が酷くなることもあるのです。食物繊維と便秘の関係性について紹介します。

 

食物繊維でなぜ便秘が治る?

私たちは毎日食事をして栄養を補給しています。このなかには糖質、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、食物繊維など色々な栄養素が含まれています。この中で食物繊維は唯一腸から吸収されず、カスとなって便に混じり排泄されています。

 

栄養を吸収しないならこの食物繊維は意味がないと感じる人もいるかもしれません。実は食物繊維があるからこそ便のカサを増し、便を排泄しやすくしているのです。食事をほとんど摂らないと便意をあまり感じないことがあります。これは十分な量の便がたまっていないからです。ここで食物繊維をたくさん摂ると、繊維が便と混じりあい量を増やして便意を感じやすくし、ぜんどう運動を促してくれるのです。

 

つまり腸のぜんどう運動が促がされにくい方は、食物繊維をたくさん摂って便のかさを増やせば排泄しやすくなるといえます。

 

食物繊維は体にも良い効果をもたらす

食物繊維は腸から吸収されないから栄養にならず意味がないものではないのです。血糖値の上昇を抑えたり、コレステロールの排泄を助ける働きもあります。これらの数値が減れば生活習慣病対策にもつながり、高血圧・糖尿病などの予防にもなります。

 

さらに食物繊維には水に溶けない不溶性食物繊維、水に溶ける水溶性食物繊維にわけられます。これらは働きが異なるためどちらもバランスよく摂取する必要があります。

 

1日に必要となる食物繊維

成人の食物繊維の必要量は19g〜20gだとされています。男女では女性のほうがやや必要量は少なめで18g程度となります。便秘を解消したり、生活習慣病の予防としては最低でも20g、病気の改善を目指すならさらに多い量が必要となることもあります。

 

しかし、現実的にはその半分くらいしか食物繊維が摂れていない状況があります。食物繊維は多めに摂っても副作用がほとんどなく排泄されるだけですから多めに摂りたいものです。

 

食物繊維が悪影響となる便秘とは?

食物繊維は便のカサをまして排便を促がすために必要だと説明しました。しかし便秘のタイプによっては食物繊維が逆効果になる場合もあります。それはストレス性便秘の方で不溶性食物繊維の摂りすぎの場合です。

 

不溶性食物繊維とは水に溶けないタイプで、根野菜や豆類、いも、キノコなどが含まれます。ゴボウなどは食物繊維が多いため便秘対策として利用する方も多いのではないでしょうか。しかしストレスで自律神経が乱れ便秘と下痢を繰り返す人では症状が悪化することもあるため注意してください。

 

逆に水に溶ける性質の水溶性食物繊維ならどのタイプの便秘でも大丈夫です。リンゴに含まれるペクチンなどが代表例です。果物に多く含まれているため、ストレス性便秘の方が対策するなら不溶性食物繊維の量を多すぎないよう調節しながら、水溶性食物繊維で量を増やすようにしてみてください。